研究室紹介(一般向け)
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研究室紹介(大学配属学生向け)
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研究室紹介(高校生向け)
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研究室教育の方針
我々が行っている『テラヘルツ技術』や『非線形光学顕微鏡』といった研究は、学生の皆さんと年の変わらない、極めて若い研究分野です。もちろん、若いということは、まだまだ未熟である一方で、将来的に無限の伸びしろを有しているとも言えます。このように若い研究分野を開拓していくためには、従来概念に捕らわることなく、自由な発想に基づいた研究が重要であると考えています。
この極めて魅力的な研究分野に対して、当研究室では、工学の基本は『モノ作り(装置開発)』にありという考えに基づき、徹底的に『モノ作り』にこだわり、世界に『ONLY ONE』の装置を開発することを目指しています。なぜなら、『新しい発見』は、市販装置よりもむしろ、『手作りの誰も持ってない装置』によって実現されることが多いからです。そのためには、ニーズ探索から始まり、機械計測・光計測・電子回路といった知識・技術に基づいた、考案ー設計ー試作ー評価という研究遂行プロセスが必要になってきます。また、研究成果を外部に正確かつ分かり易く発表するためには、プレゼンテーション能力や英語力といったものも重要になってきます。そして、研究の出口として、研究成果を具現化して社会に還元することを常に意識しながら、装置開発のループを構成したいと考えています。このループの過程において、学生自身が科学的基礎知識・科学的思考力・目的解決能力を修得することが出来れば、独創的発想力を有する人材として社会に出ても活躍していけると信じています。
以上、堅い話が続きましたが、研究室のモットーとしては、強制研究よりもむしろ、『学び』と『遊び』にメリハリをつけて両者のバランスを考慮しながら、学生たちがモチベーション高く研究に取り組めるような環境作りに配慮したいと思います。
光コム
光コムとは | |
デュアル光コム顕微鏡 | |
光コムのセンシング応用 | |
光コムを用いたガス分析 | |
テラヘルツ
テラヘルツ波を用いた非破壊検査 | |
光コムを用いたガス分析 |
解説WEB (旧) | 解説PDF (新) | 講演スライド | ||
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1.はじめに | ||||
1-1. THz波とは? | ● | ● | ||
1-2. THz電磁波パルスの発生と検出 | ● | |||
2.研究概要 | ● | |||
3.知的THz計測手法の開発 | ||||
3-1. 実時間2次元THz断層イメージング | ● | ● | ● | |
3-2. THzカラースキャナー | ● | ● | ● | |
3-3. 非同期光サンプリング式THz時間領域分光法 | ● | ● | ||
3-4. デュアルTHzコム分光法 | ● | ● | ● | |
3-5. THzスペクトラム・アナライザー | ● | ● | ● | |
3-6. THzシンセサイザー | ● | ● | ||
3-7. インパルスTHzレーダー | ● | ● | ||
3-8. CW-THzレーダー | ● | |||
3-9. ギャップレスTHzコム分光法 | ● | |||
4.テラヘルツ応用計測 | ||||
4-1. 塗装膜モニタリング | ● | ● | ● | |
4-2. 微量水分量測定 | ||||
4-3. 皮膚計測 | ● |
生体コラーゲン顕微鏡
生体のコラーゲンを見極める |
解説論文 | スライド | ||
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1.SHG(第2高調波発生光)顕微鏡 | ● | ● | |
2.偏光分解SHG顕微鏡 | |||
2-1. コラーゲン配向計測 | ● | ● | |
2-2. 高速偏光分解SHG顕微鏡 | ● | ||
3.応用計測 | |||
3-1. ヒト皮膚のin vivo計測 | ● | ||
3-2. ヒト皮膚の老化度測定 | ● | ||
3-3. 光老化性シワの評価 | ● | ● | |
3-4. 光学的熱傷診断 | ● | ||
3-5. 熱傷治癒過程のモニタリング | ● | ||
4.10fsレーザーを用いた高感度SHG顕微鏡 |
フェムト秒レーザー
解説論文 | スライド | ||
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1.フェムト秒モード同期レーザー | ● | ||
2.フェムト秒増幅光カーゲート | ● ● | ||
3.フェムト秒レーザーの安定化制御 | |||
3-1. モード同期チタンサファイアレーザー | ● | ||
3-2. フェムト秒非同期光サンプリング光源 (デュアル・フェムト秒レーザー) |
● | ||
4.フェムト秒レーザーを用いた応用計測 | |||
4-1. 生体計測 | ● | ||
4-2. 血糖測定 | ● | ||
4-3. 3次元形状測定 | ● |
実験設備
光源関連
- フェムト秒モード同期チタン・サファイアレーザー発振器(AVESTA PROJECT社/TiF-Kit-100)
- フェムト秒モード同期チタン・サファイアレーザー再生増幅器(SpectraPhysics社/Hurricane)
- 極短フェムト秒モード同期チタン・サファイアレーザー発振器(Femtolasers社/Femtosource Scientific Pro)
- フェムト秒モード同期クロム・フォルステライトレーザー発振器(AVESTA PROJECT社/CrF-65P)
- モード同期周波数安定化フェムト秒モード同期エルビウム・ファイバーレーザー(自作)
- モード同期周波数安定化デュアル・フェムト秒モード同期エルビウム・ファイバーレーザー(Menlo Systems社/ASOPS TWIN 250 with P250)
- THz量子カスケードレーザー(Longwave Photonics社/Easy QCL)
- サブTHz帯周波数逓倍器(Millitech社/AMC-10-R0000)
- 周波数安定化炭酸ガスレーザー(MPB社/ML3832) (10)周波数安定化He-Neレーザー(日本マイクロ光器/MOC-)
その他
光計測
- フェムト秒パルス幅測定用自己相関計(APE社/Micro, Mini)
- 光スペクトラムアナライザー(横河/AQ6315A)
- 分光器(Ocean Optics社/USB2000)
- ファイバー融着器(古川電工/S199S)
電気信号計測
- オシロスコープ(テクトロニクス社/TDS3052B、岩通計測社/SAS-8130Aほか)
- 高速デジタイザー (日本ナショナルインスツルメンツ/PXI-5122)
- ロックインアンプ(NF回路設計ブロック社/LI5640)
- スペクトラム・アナライザー (アジレント・テクノロジー社/E4402B)
- 周波数カウンター(アジレント・テクノロジー社/53132A, 53230A)
電気信号発生
- ルビジウム原子時計 (Stanford Research Systems社/FS725)
- 周波数シンセサイザー(アジレント・テクノロジー社/E8257D)
- ファンクション・ジェネレーター(アジレント・テクノロジー社/34191A)
共同研究
- 大阪大学 大学院基礎工学研究科 機能創成専攻 荒木勉 教授
- 産業技術総合研究所 計測標準研究部門 稲場肇 主任研究員
- 電気通信大学 大学院情報理工学研究科 先進理工学専攻 美濃島薫 教授
- 日本マイクロ光器 横山修子 博士
- 仏ボルドー大学LOMA Emmanuel Abraham 博士
- 仏リトラル・コート・ド・パール大学LPCA Francis Hindle 博士
- 徳島大学医学部整形外科学教室 高橋光彦博士
- 大阪大学歯学部付属病院 三浦治郎博士
- 資生堂リサーチセンター
- アイシン精機
- 新日本製鐵
過去の共同研究
- 豊田中央研究所(2007-2008年度)
- マツダ自動車(2002-2004年度)